やわらかなバッハ (イコール式音楽研究所)

イコール式とは「皆同じ」という意味です。

調性音楽は長調と短調の2択です。
音程を取れなくても演奏できてしまう鍵盤楽器楽器奏者のために
本当の音感について考えます

長調と短調の二択

太陽は未だかつて一度も東から昇ったことはない。
西に没したこともない。
本当は、地球が東に向かって自転しているのである。
太陽は動かない。

月は未だかつて一度も曇ったことはない。
雲がかかっっていても、月はいつもまん丸である。

このように「現実と真実」は違う。

バッハ「平均律クラヴィーア曲集」は12の長調と12の短調があるが、
ト長調の方がへ長調よりも明るいとはいえない。
楽譜上の現実として、シャープ系の方がフラット系より明るく見えるだけである。
真実は、平均律の鍵盤楽器においてどの長調も皆同じように明るいのである。

同様に、変ロ短調がニ短調よりも暗いとは言えない。
楽譜上の現実として、フラットの数が多いほど暗く見えるだけである。
真実は、平均律の鍵盤楽器においてどの短調も皆同じように暗いのである。

このように「現実と真実」は違う。

平均律の鍵盤楽器で「平均律クラヴィーア曲集」を弾く場合、長調と短調の2種類の調があるだけです。現実を見ずに真実を観ましょう。
「見る」は肉体の目で見ること、「観る」は肉体の目を閉じて心の目でみること。

『やわらかなバッハ』発売

平積み
書店1
書店書店2




お陰さまで拙著が多くの有名書店に並んでいました。
ありがとうございました。
また、多くの方が拙著をお読みくださいまして、書評や感想をいただきました。
心より感謝申し上げます。

拙著が平積みされている光景が嬉しくて写真を撮ってしまいました。
丸善日本橋本店、紀伊国屋新宿本店、ジュンク堂新宿店、ヤマハ銀座店(順不同)などで写真を撮らせていただきました。

拙著は楽譜を読み飛ばしても、言わんとすることはご理解いただけると思います。
一般書として多くのかたにお読みいただければ幸いです。

中途半端な音楽教育は、知らないことを否定してしまい、既成概念にとらわれる結果を招きます。本書は間違った常識に光をあてるものです。

特に第3章「読譜の練習ー昨今ピアノ教育事情」がおすすめです。









 『やわらかなバッハ』 刊行 (春秋社)

400人の生徒を教えたピアノ教師が書いた単行本

『やわらかなバッハ』橋本絹代著 春秋社 2009年12月20日発売

第1章 バッハへのアプローチ・・・「等分か不等分か」
第2章 《WTC》の調性格と移調をめぐって・・・バッハの意図したこと
第3章 読譜の練習・・・昨今のピアノ教育事情
第4章 やわらかなバッハ・・・バッハ演奏、自由自在

演奏の難しさを訴える生徒たちと長年向き合ってきた著者が綴った切実なメッセージがバッハ演奏に自由をもたらす1冊。

バッハのフーガをアンサンブルで各自1声部弾くことを提案します。

バッハが書いた《WTC》の調を変更することに抵抗を感じるあなたに、易しく抵抗を取り除きます。

「あまねく世界に神は存在し、あまねく音楽にバッハは存在する」(シュニトケ)

だからこそ、一人でも多くの人にバッハの音楽を知ってほしい。

対照的な調性格

マッテゾンとシューバルトの調性格を比べると対照的なものも幾つか存在する。
例えば、変ホ長調について、マッテゾンは「悲愴、深刻」と述べ、シューバルトは「愛情、三位一体」と、対照的な見解を述べている。

ここで変ホ長調にたいする他の論者の見解も調べてみよう。
以下に示すように、変ホ長調の普遍的な調性格は不明である。

クラーマー・・・静かな威厳、変イ長調で聞かれるような輝かしさを少しゆるがせにしている

コッホ・・・12の硬い調性(=長調)の中では最も使用されている調性、元来戦場の音楽に使用される音楽、例えばトランペット、クラリネット、ホルンなどはこの調性(Es管)に合わせて設計されているので戦場の調性と呼ばれる

シリング・・・・荘重で真剣

ダイムリング・・・確かな高貴さ、壮麗さ、鋭い響き

テンペルホーフ・・・華やかな

シュテファニー・・・高潔、変ロ長調と一層英雄的に高めた性格

ベック・・・・強い調性、戦う英雄の調性、

ミース・・・・非常に悲愴的

ロッホリッツ・・・鋭い

リューティー・・・深い情感を持つ調性、悩みをもたらす愛の苦悩をも表現する。
木陰の場面、墓の場面でも現れる、

      [H.ケレタート『音律について』竹内ふみ子訳 シンフォニアより]


《WTC》の中に見られる変ホ長調の性格は以下のとおりである。

第1巻第7番 変ホ長調プレリュードーー伸び伸びと奏されるプレアンブレムと自由なフゲッタとフーガ、大きな構成の真摯な曲、力強さ、男性的

 “  フーガーー無邪気な明るさ、軽快、優美な貴婦人
第2巻第7番 変ホ長調プレリュードーー繊細、ゆるやかに流れるように、明るさが翳りと同居、薄い音を重ねたジグ風

 “  フーガーー重々しく身を固めたコラールフーガ、情熱、活気あふれるテンポ


マッテゾンの言う「悲愴、深刻」と一致する楽章は見当たらない。さりとて、他の論者とぴったり一致してもいない。なぜなら4つの変ホ長調楽章はそれぞれ異なる情緒だからである。

平均律クラヴィーア曲集(WTC)のテンポ

平均律クラヴィーア曲集(WTC)の数あるCDの中から演奏テンポの比較を以下に記す

WTC第2巻第21番 変ロ長調プレリュードは上下しながら絡み合う声部が流れるように美しい労作である。拍子は12/16であるが、3連符が連なる4拍子のように感じて弾いていないだろうか。WTCはこのような細かい拍子をもつ楽章が結構多い。例えば、第1巻では12/8拍子、24/16拍子、9/8拍子、第2巻では6/16拍子などがある。演奏テンポの数字は♪、(付点8分音符)のテンポである。

レオンハルト66
イェルク・デームス76
ランドフスカ80
エディット・ピヒト・アクセンフェルト96
トン・コープマン100
グルダ 104
フィッシャー 108
シフ  108
リヒテル 116
ギーゼゼキング 120
カークパトリック 132
グレン・グールド 144    
 
[高木幸三 バッハ平均律クラヴィーア曲集 演奏家別テンポ一覧表より]

一番遅いテンポのレオンハルト66と、一番速いテンポのグレン・グールド144では倍以上違う。
こうしたテンポに大きな幅があるというのも興味深いところである。
フィッシャー(Edwin Fischer 1886〜1960)は「バッハのフーガは、明瞭に弾けば弾くほど、また、よいフレージングをすればするほど、まったくおのずから、ますますゆっくりと演奏することになるであろう」と述べた。これはけだし名言である。
あなたも、常識では考えられないくらいの遅さで一度弾いてみると何かの発見があることだろう。

教会旋法の性格

今日調性格と一般に信じられているものの起源は教会旋法の性格です。

プリンツ(Printz 1641 〜1717)が主張した教会旋法の性格
 
 イオニア旋法・・・・陽気で活発
 ドリア旋法・・・・・温和、敬虔
 フリギア旋法・・・・非常に悲しい
 リディア旋法・・・・過酷、不親切
 ミクソリディア旋法・・陽気、いくらか穏健
 エオリア旋法・・・・・穏健、優しい、いくらか悲しい

 [キルンベルガー著 純正作曲の技法 東川清一 訳]


イオニア旋法は長旋法、エオリア旋法は短旋法と呼ばれました。

長調が明るく、短調が悲しい性格をもつのは、まさにイオニア旋法とエオリア旋法のアフェクトです

各旋法は1オクターヴ12の半音を主音としてもつことができます。
イオニア旋法12、エオリア旋法12、合計24です。

そして調性圏踏破の頂点をなすものが1722年に完成したWTC第1巻(平均律クラヴィーア曲集)です。

つまり、WTCは12の長調と12の短調が網羅されていますが、本来はイオニアとエオリア2つの性格しかありません。

あるいはこうも言えるでしょう。
WTCのプレリュードはフーガの前奏曲ではなく、完全に独立しており、それぞれが個性的ですから、WTCには96の性格があると言っても過言ではないでしょう。

時間の構造

洋楽は拍節構造に基づいており、カウントできる音楽である。いくら変拍子であっても洋楽はカウントできる時間のうえに成り立っている。しかし、日本の伝統音楽はカウントできない。

時間を測ることは、紀元前2千年頃にエジプトで日時計が作られた時に始まった。日時計のほか、水時計、砂時計、火時計などが考案された。

日本にはそもそも「時間」という概念がなかったが、西暦671年、天智天皇が初めて水時計を作り、時を知らせたということが日本書紀にみられる。

日本に渡来した最初の機械時計は1551年、宣教師フランシスコ・サビエルによって、周防の国(現在の山口県)の領主であった大内義隆に献上されたものである。

江戸時代になると工芸的な時計が多く作られるようになった。これは「和時計」と呼ばれ、日本独特の「不定時法」と云う時刻表示を用いた時計だった。「不定時法」とは、欧米が用いていた「定時法」と違い、日出と日没によって昼と夜に分け、それぞれを6等分(九ツ〜四ツ)する時刻表示方法である。夏は昼の時間が長く、冬は短くなるなど、季節によって時間の長さが変化する。

明治時代に入り、明治5年(1872年)、これまでの「不定時法」から「定時法」への布告がなされた。(太政官布告第453号、明治5年12月3日が明治6年1月1日となる)
明治5年の師走の29日間が消えてしまい、突然1月1日の元旦になった。
そして、今まで「何字」と云われていたものが「何時」と云うことに決められた。

「定時法」の採用と相前後して西洋音楽が日本に入ってきた。
1551年、サビエルによってもたらされたキリスト教音楽が、1614年、徳川家康の命によって実質的に禁じられた。西洋音楽は鎖国の間息絶えていたが、明治になって2度目の西洋音楽の輸入が始まったのである。

日本が鎖国をしている間に、ドイツではバッハが鍵盤作品史上最も重要な「平均律クラヴィーア曲集」を書いた。西洋の「定時法」のもとにありながら、「平均律クラヴィーア曲集」の時間構造が「不定時法」をも含むことに驚かされる!

バッハは拍節構造を逸脱している!
なぜならフーガの主題は出現の度に拍節が異なる。ストレッタに至っては1拍遅れで主題が重なってくる。主題が小節線に拘束されていないことは拍節構造ではない証拠である。

第1巻8番 dis:Moll フーガの天蓋を思わせる主題のごとく、そもそも拍節が全く感じられない主題もある。

またフーガの主題は拡大縮小して現れる。これは「定時法」ではなく、複層的時間構造である。

バッハは西の拍節構造に立脚しながら、東の非拍節構造をも凌駕し、全人類に通底する時間構造を音楽に刻んだと言えるだろう。

ハ長調と嬰ハ長調は調性格が違うか?

「平均律クラヴィーア曲集」第2巻3番の嬰ハ長調フーガは、ハ長調の初稿から移調して嬰ハ長調として編纂されました。
初稿のハ長調版は新バッハ全集を見るまでもなく、べーレンラーター版(全音)「平均律クラヴィーア曲集第2巻」P.352 で簡単に確認できます。

バッハの自筆譜には、「平均律クラヴィーア曲集」を編集する際に、バッハが移調を試みたと考えられる修正箇所が幾つかあります。富田庸やデュルの研究によると、移調を試みたと考えられる楽章は全体の約4分の1に及びます。

嬰ハ長調は、調記号にシャープが7つも付く遠隔調です。バッハの時代はミーントーン音律が主流でしたから、シャープとフラットが3つぐらいまでの調が主に使われていました。そのような時代に、バッハは嬰ハ長調という珍しい調に挑戦したのですが、そこで表現されている性格も新しいものだと言う事はできません。

バッハが嬰ハ長調を主調として使ったのは「平均律クラヴィーア曲集」の中のこの楽章だけです。バッハが作曲する時に、最初から嬰ハ長調で楽想を得たということは考えに難いことですし、事実バッハはハ長調で作曲した後、嬰ハ長調に移調しました。

バッハがハ長調から嬰ハ長調に移調しようとしたとき、もし、移調によって音体系や情緒が全く変わってしまうなら、移調をしなかったはずです。
このことから、バッハがハ長調と嬰ハ長調の調性格に違いがあるとは考えていなかったことが理解できます。

バッハは「平均律クラヴィーア曲集」に理論上考えられるすべての調を網羅する計画を立てたとき、24種類の調性格など存在しないことを熟知していました。

それだけではありません。バッハはそもそも音楽が、情緒といった人間の感情を表現するもので、その感情が特定の調性から引き起こされるとは考えていませんでした。

バッハにとっての音楽は人間の感情や思想を超越したものなのであり、宇宙の調和でした。
「平均律クラヴィーア曲集」の各楽章が、調性に応じた調性格を表現していると思い込むことは、24の調を踏破するというバッハの主たる目的を知らないと言わざるを得ません。

現在、ほとんどのピアニストやピアノ教師は「平均律クラヴィーア曲集」の各楽章に調性と結びついた調性格があると信じています。

しかも、彼らは等分平均律の鍵盤楽器で演奏する場合がほとんどです。等分平均律の鍵盤楽器には、調性格が全くありません。

不等分音律の鍵盤楽器で演奏する場合でも、バッハがハ長調から嬰ハ長調に移調することができるほど、それらの差は少ないのです。

長年の習慣、今まで信じてきたこと変えるのは、なかなか難しいものです。

クロル校訂出版譜

クロル校訂の「平均律クラヴィーア曲集」は異名同音移調をしています。この移調は、実際の音響としては変化がないものです。「平均律クラヴィーア曲集」の中にはバッハ自ら移調して編集したものが幾つかありますが、それらは異名同音移調ではなく、へ長調を嬰へ長調に移調して編纂するといった形です。ところが、旧バッハ全集の校訂者クロルは以下の異名同音移調をしています。

第1巻8番フーガ        嬰ニ短調を変ホ短調に
第2巻3番プレリュードとフーガ 嬰ハ長調を変ニ長調
第2巻8番プレリュードとフーガ 嬰ニ短調を変ホ短調に

クロル版は19世紀の知識の集大成として未だ注目に値するものですが、クロル式移調の一部が後世に引き継がれ、第1巻8番、嬰ニ短調フーガを変ホ短調に移調してプレリュードとの統一を図った版は、ブゾーニ、バルトーク、カゼッラ、園田高弘版などに見られます。第1巻8番以外の異名同音的移調は、近年ではあまり見られなくなったようです。

クロル校訂の「平均律クラヴィーア曲集」は旧バッハ全集第14巻として1866年にブライトコップフ社より出版されました。批判的原点版に先立つこと100年以上前に出版されたために、ロンドン自筆譜などの重要な資料を知らないで行われたものの、19世紀の学問の非常に大きな業績でした。トーヴィー、ビショフ、ブゾーニなど、その後のほとんどの校訂譜はクロルの校訂譜をもとにしているほどです。

第2巻8番、嬰ハ長調を変ニ長調に移調した楽譜をあまり見かけなくなったせいかもしれませんが、シャープ系の嬰ハ長調は「明るく高い調」であり、フラット系の変ニ長調は「沈んだ低い調」であるから、移調すると情緒が全く変わってしまうと考える人が多いのです。

等分平均律のピアノは何度も言いますが、どの調であっても明るかったり暗かったりすることはありません。どの調も皆同じ明度です。等分平均律のピアノを弾きながら嬰ハ長調は明るく、変ニ長調は暗いと考える人は、実際の音を聴いていないと言わなければならないでしょう。

他方、古楽の習慣から言えば、バロック・ピッチは現代より約半音低かったので、嬰ハ長調の楽章は今日のピッチで言うとハ長調のピッチになります。つまり実音記譜すると嬰ハ長調はハ長調で書くことになります。嬰ハ長調の楽章を、変ニ長調やハ長調で記譜することが、間違っているとは言えないのです。

また、「平均律クラヴィーア曲集」第2巻の成立過程を調べると、嬰ハ長調の楽章はハ長調で作曲した後、移調して編集されたことがわかります。ハ長調で書かれた楽譜はバッハの弟子アグリーコラの手写本にあり、これは全音から出版されているベーレンライター原典版 P.352 で確認することができます。さらにもっと初期のバージョンは同書 P.358 に掲載されています。

しかし、ピアニストやピアノ科教授にとって信じきっていたことを捨てなければならないのは難しいことでしょう

昔のピッチ

古楽の演奏会に行くと、プログラムに書いてある調と、実際の音が違うことがある。プログラムにハ長調と書いてあっても、絶対音感者の耳には、ロ長調に聴こえるらしい。バッハの時代は、今日のピッチより半音程度低かったので、古楽では低いピッチを採用することもある。ピッチとは音高のことであり、今日の標準ピッチは a’= 440とされているが、近年はa’=442、445と上昇傾向にある。
a’ はピアノの「1点ラ」音が440Hzと言う意味であるが、標準ピッチが440Hzと決定されたのは1938年のことである。従ってバッハをはじめ、日頃親しんでいるピアノ作品のほとんどが、標準ピッチ以前の作品であり、ほとんどの作品を作曲家のピッチと違うピッチで演奏していると言える。

ここでピッチの歴史を調べてみよう。
最古のメロディーであるグレゴリオ聖歌は、ピッチと無関係に、口承されるものであった。9世紀頃に楽譜が登場し、それまで歌い手の記憶に頼っていたグレゴリア聖歌がネウマ譜に書かれることによって、人々は音に高さがあることを知り、旋律を異なる高さでハモることを発見した。やがて、2つ以上のメロディーを同時に演奏する多声音楽の興隆とともに、ネウマ譜は五線となり、そのまま今日に及んでいる。しかし今日の楽譜と違う点は、音の高低の動きを示すことができたが、記譜された音と実際の音が無関係であったことだ。ピッチは歌手の声域如何によってその都度決められた。1523年のアーロンの著作はハープシコードの調律法について、最初のC音を任意のピッチに置いてよいと教えた。また、ガナッシは1542年の著書で弦楽器と声のピッチは作品や演奏能力に合わせて自由に変えて良いと教えている。



ハ長調とイ短調のイコール式 

バッハ平均律クラヴィーア曲集

橋本絹代編著 カワイ出版
表紙


中身を見る

「出版譜として世界初の貢献」

英国クィーンズ大学音楽学部
教授 富田庸

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橋本絹代プロフィール
鍵盤作品の革新的記譜法 「イコール式」の提唱者

子供の頃、父と一緒に、バッハのフーガを分担奏で弾くことによって、声部進行を直感的に学び取った。
その時以来同様な音響の
フーガのとりこになった。
「平均律は作曲家に長調にするか短調にするかの選択肢しか残さない」(キルンベルガー)という言葉を基に、平均律の鍵盤楽器のための記譜法を長短2つの
基本調に限定して出版した。

福岡研究所
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<イコール式 3つの意味>
1 .12等分平均律の鍵盤楽器においては調性格がイコールです
2.フーガは各声部がイコール(対等)です
3.12等分平均律はイコール・テンペラメントです